賃貸物件を古材で使ってリノベーション」その提案コンセプトは「彼女を呼びたい部屋」です。
築10年の4軒でひとつの建物のハウスメーカーの建物。
最近もどんどん同じようなタイプが出来ていますので、こういう住宅は古くなるとなかなか新しい人が入らなくなってしまいます。
クロスの張替え程度の模様替えでは新しくできる同じタイプの賃貸にお客様を取られてしまいます。
そこで今回不動産屋さんに提案させてもらったのが、賃貸の部屋の一部に古材を使い、他の物件と差別化を図るリノベーションです。もちろんローコストでないと採算は取れません。
3Kの間取りを1LDKに間仕切りを撤去。
もともとニューファミリー層をターゲットにしているとは思うんですが、そのターゲットのニューファミリーは新しい賃貸に引っ越すか、家を新築して出て行ってしまいます。
そこで今回はターゲットを変えて、社会に出て3~5年、経済的にも少し余裕が出来てきてワンルームからの引越しを考えているシングルの人たち、彼(彼女)らが住みたくなるような付加価値の高い、どこにもない賃貸を創造することです。
こだわった障子のデザイン・・・
彼女や友達を呼ぶ為に、他の物件には無い古材を使い、映画やゲームを楽しむ為のAVラックを設置カップルで楽しめるような部屋にリノベーションしました。
配線類が見えないように、下のDVDを入れるボックスとテレビを取り付ける壁の間に配管を通しています。
扉はあえて目立たないように取っ手をつけずにこの処理・・・
AVラックの棚板も透明感がありシャープな印象のガラス・・・
これなら見せる収納が出来ますね
洗面のカウンターです。ブルーなディストレアス塗装・・・斬新でしょ?
トイレに取り付けた埋め込み式の本棚・・・
一番上にはポストカードなどを飾っても落ちないように溝を切っています
キッチンは古いものをそのまま利用して、扉とキッチンパネルの色を変更しています
ここは西条の「株式会社かわにし」さんのショールームとして公開されます。
http://www.kawanishis.co.jp/ご興味のある方、一般の方やオーナーさん、是非お問い合わせの上見に来てください。
一番奥にある事務スペース。机も製作しました。机の天板の一部は切り取って配線を落とせるようにしています。