我が家の外構工事は入居後半年ぐらいしてから取り掛かりました。
道路に面して両側は既に駐車場としてコンクリートを打っており、真ん中の4m×3mぐらいのスペースをアプローチ兼庭とする計画でした。
最初は黒い上海レンガをアプローチに敷こうかと考えましたが、家が白っぽいので、白い石を敷くことにしました。選んだのはアドバンというメーカーのマルチクォーツというタイル。色はホワイトをチョイスしました。
マルチと商品名に入っている通り、サイズが豊富で、30cm角、30cm×60cmの長方形、60cm角の大判を無駄が出ないように配置しました。普通はロスを考えてロス率を見込み多めに枚数は注文するのが常識ですが、今回は1枚も残らないほどぴったりの数を頼みました。タイル職人さんはやりにくかったと思います。
去年の10月にまず花壇をベルギーレンガで製作。これは1日で突貫工事で自らが施工。少しぐらい歪んでいても気にしません。
そして11月にタイル屋さんにお願いして工事してもらいました。これはタイルなんですが、質感は石そのもの。石を選ばなかった理由はタイルならメンテが不要。選んだクォーツという種類の石は日本語で言うところの石英という石。石英を成分とする石は珪石と呼ばれます。石英は二酸化ケイ素が結晶してできた物でちなみに石英の無色透明なものは水晶と呼ばれます。つまり水晶の親戚の石に似せたタイルを貼ったということ(ややこしいですが)
タイル自体はイタリア製です。海外のものにしては寸法の狂いも少なくて扱いやすい商品でしたが、色のバラツキ(わざと)具合は思っていたよりはおとなしめ。一番驚いたのはこの化石の模様まで再現されていること。砂岩系ではよくこんなシダの化石やアンモナイトの化石が石の中に入っていたりしますがタイルで再現しているとは。
なんとなくイタリア人の遊び心を感じてしまいました。
メンテは簡単、水洗いも洗剤をつけてブラシでゴシゴシ何も気にしないでできるのはタイルならでは。石のメンテは特に海外の柔らかい石は気を使うのでこのチョイスは良かったと一人でほくそ笑んでいます。