屋根のルーフィングが終了しました。建前の次の日に屋根瓦の下に敷くルーフンイングを屋根屋さんが敷いてくれました。チャンピオンルーフィングというものを使っています。これは通常のルーフィングと異なりゴム状の太めの糸のようなものが表面に縦に貼り付けられています。これにより瓦を引っ掛けるために取り付ける瓦桟とルーフィングが張り付かないようにするのと、水が下に向いて綺麗に流れるようになっています。
屋根には棟換気を二箇所設けています。
また瓦桟にも水抜き用の切り欠きを設けています。屋根瓦は、耐久性の高いいぶし瓦を噴く予定です。
また、野地板の上、破風の手前に今回は広小舞を取り付けました。古民家では広小舞は珍しくありませんが、最近の在来工法の家ではあまり見かけないと思います。
広小舞を取り付けることでルーフィングを破風板の前まで出せるので雨仕舞いがよくなります。
また金物類も取り付けが進んでいます。これはホールダウン金物という金物。
建物四隅の通し柱に取り付けて、基礎と柱が抜けないように固定するものです。
筋違いも構造計算に基づいて取り付けていきます。これらの構造金物や筋違いは私が計算し、大工さんに相談して最終的に決めています。今回は1階部分の重心と偏心がほぼ同じ位置に納めることができており、我ながら納得の配置ができています。